こんにちは、柴田です。
今日は「キャリアの選択肢」というテーマで書きたいと思います。
結論を先に言うと
【キャリアの選択肢を広げて、自分にフィットしたものを選ぼう】です。
当たり前のことを言っているような気もしますが(汗)、誰しも自分の中にあるキャリアの選択肢に縛られて生きています。本記事が少しでも考えるきっかけになれば幸いです。
あなたは「キャリアの選択肢」と言われて、何を思い浮かべるでしょうか?
「転職」や「部署異動」が浮かぶ方、「起業」や「独立」、「大学院進学」や「海外留学」が浮かんだ方もいらっしゃるでしょう。
これらは一例として挙げましたが、人それぞれ様々なものが浮かぶはずです。
そもそも「キャリア」という言葉が幅広い意味をもっているので仕方ない部分です。
私は「キャリア=人生」という最も広い意味で考えています。最近だと「ライフキャリア」と言われたりもします。具体的にどういうことかというと、生まれてから死ぬまで、それまでに自分が携わる様々な活動を「キャリア」として見なします。
その視点から考えると「キャリアの選択肢」というのは、先ほど挙げたものはもちろん含まれますし、他にも「複業・副業」、「ボランティア」「プロボノ」「修行」「家事」「育児」「介護」「投資」「運動」「趣味」「友人関係」「健康のための取り組み」など、たくさんの要素が「キャリア」には含まれてきます。普段、意識的に行っているか無意識に関わっているかはバラバラだと思いますが、あらゆる活動が含まれてきます。
そうした中で「自分のキャリアを考える」というと、考える領域は膨大ですね。
なので、一旦様々な可能性や道筋があることを認識した上で、自分にとって「大切なもの」「大切な時間」「なりたい姿」に近づくための必要な要素を絞り込んでいく必要があります。(ここでどれだけ視点を広げられるかというのは、対話させていただく私たちキャリアコンサルタントの技量、器による部分も大きいので、私自身日々精進が必要だと感じているところです。)
少し具体的な事例でお話をしてみると、今自分が正社員で働いているとします。
いくつかの仕事を経験し、自信もでてきた一方、このままこの会社で働いていて良いのか、不安になることもあるでしょう。そんなとき、一番簡単にできるのは転職サイトを調べて、一旦登録してみたり、求人を眺めてみる、ということです。
ところが、なんとなく興味のある業界や業種で検索してみても、リアリティが湧いてきません。実際何やるんだろう、それを行うことで自分がどうなることができるのか、イメージしづらいです。むしろ分かりやすい給与や残業時間、条件のような部分に目が行き、今と比較してみる。結局アクションまでは起こさず、そっとスマホを閉じる、もしくはYouTubeに移行する、という流れになったりします。(お気づきの通り、私の事例です笑)
行動をした場合も、転職エージェントさんとお話し、紹介される膨大な案件の処理に忙殺される、という風になったりします。
しかし、先ほどあげたように、「キャリアの選択肢」というのは実はもっと幅広いです。
もしかしたら、自分が興味を持っている業界の会社でプロボノや複業を募集していることもあるかもしれません。もしかしたら家計のプランニングを行い将来的に必要なお金を考えることで安心や目標が得られるかもしれません。今の専門性を高めていくために学んだりその業界の先輩とつながり有益な情報をもらうこともできるかもしれません。
ここで大変なのは、自分にとっての「キャリアの選択肢」を広げること、そして膨大な選択肢から、自分にフィットしたものを選ぶということです。
登山に例えれば、目の前の登山道だけを見るのではなく、一旦深呼吸し、ドローンやヘリコプターで上空から別な道がないか、他にも登れる山がないかを見通してみる。そして選びたいルートを選択し、踏み出してみるというステップが必要です。
もちろん1回で自分にフィットしたキャリアが見つかるとは限りません。選んでやってみた結果「違った」ということがわかることも多くあります。しかし「違った」ことがわかるだけでも収穫ですし、その地点から再度選択肢を俯瞰し、自分に合っていそうな道を選ぶ、というプロセスが取れれば着実に歩んでいくことができます。
もちろん猪突猛進がモットーだ!という方もいらっしゃると思いますし、すべてのタイミングで立ち止まっていては疲れてしまいますね。なんとなく自分にとって「大切なタイミングかも」と感じた時が、そのタイミングなのでしょう。
今回の記事が、みなさんが考えている自分の「キャリア」に、他にも選択肢がないかを考えてみるきっかけになれば嬉しいです。
キャリアモデル開発では上記の幅広い選択肢を一切排除せず、仕事や家庭との相乗効果も考えながら、一緒にトライアンドエラーをしていきますので、ご興味ある方はお声がけください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。